木を倒すこと

昨日、金桶地区でおそらく最大級の柿の木を倒しました。

 

以前に知人のお父さんからの依頼があり、重ねて知人からも依頼され、芽吹く前に、柿の木周辺で畑作業が始まる前に倒したのです。

 

最初の依頼から十何年?、やっとで重い腰を上げたわけです。

ず~っと気になっていたのですが正直自信がなかったのです。あまりの大きさと立派さに腰が引けていたのです。

 

作業は木の中段に登り、先ず大きな枝を払ってコンパクトにしてから幹を倒しました。周辺への影響は最小限にとどまり予想以上にうまくいきましたが、いい仕事ができた後の満足感のようなものは全くありませんでした。

 

集落を見下ろす位置にあって、何十年も集落を見守ってくれていたような木を、私のような者が倒してしまった・・・・。

疲労感と相まって恐怖さえ感じてしまいました。

 

キコリの斧に刻まれた、左4本と右3本の線の意味の重さゆえに、相応の礼を尽くし作業にあたったつもりでしたがだめでした。

所詮、素人は素人、分をわきまえなければならぬこと思い知りました。

 

私には、荷が重すぎたのです。

柿は薄いクリーム色
柿は薄いクリーム色
根本は黄色 小柿からの接ぎ木
根本は黄色 小柿からの接ぎ木
根元付近からの遠景
根元付近からの遠景

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コメント: 1
  • #1

    朝倉 (金曜日, 18 4月 2014 19:21)

    きこりの斧の線ミキ・ヨキでしたか?昔 本で読んだことがあります。
    当たり前のことですが木は生きているんですよね 森に木に触れずに育った僕は少し前まで木は加工するための素材のようにしか思っていませんでした。
    何十年もかけて育った木を使った古民家に触れるうちに木の温もりや有り難み、そして山々や自然への畏敬の念も知識でなく身に染みて感じられるようになってきたように思います。
    神々や精霊を敬い恐れる暮らしの中にこそ、人やものへの本当の意味での慈しみある心があるのではないかと思います。長々と失礼しました(._.)

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