コラムVol.5 (職人の手わざ)

“職人礼讃” 現存する古民家の建築に携わった職人は腕のいい職人であったはずです。

腕がいいとは仕事がきれいで速いと言うこと、そんな評判の職人だけが建主と常傭契約のもと手わざを自在に発揮できたのです。

今、職人仕事は画一化と量産化のなかにあり「手わざ」を発揮できる場は本当に少なくなりました。

 

手わざ其の1 大工仕事

古民家の見せない手わざ見る心
しゃち継としゃちせん(見せない手わざ)
古民家の見える手わざに感心し
巨大なほぞと鼻せん(見える手わざ)

古民家に手わざの心みつけたり
地むねと小屋ばりの大せん継(魅せる手わざ)

手わざ其の2 左官仕事

不規則なチリにおさまる手わざかな
チリのおさまりは左官壁が一番(相乗の手わざ)
アプローチ家人のすべを洗い出し
洗い出し(タイミングの手わざ)

左官壁刻の手わざとみつけたり
ランプを投影する艶やかな漆喰壁(手わざの総合)

手わざ其の3 指物仕事

無双窓開け閉め楽し手わざかな
玄関戸の無双窓(可動の手わざ)
組子窓なんでこんなに手間かけた
雨戸の組子窓(繊細の手わざ)

書院窓伝統わざです腰壁も
書院窓と腰板壁(意匠の手わざ)

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